2017年7月3日月曜日

第22回 ヨーロッパ手外科学会学術集会

大学院生の斧出絵麻です。
平成29年6月21日から24日までブダペストで開催されました第22回ヨーロッパ手外科学会学術集会に参加してまいりましたので、報告させていただきます。
ガイドブックには「北海道と同程度の気温」と示されているにも関わらず、現地に到着してみると灼熱の太陽がじりじりと照りつけ、気温は連日36℃前後まで上昇し、真夏の大阪を連想させる気候でした。
大阪市立大学整形外科及び関連病院からは合計12演題の発表があり、大学からは上村、横井、斧出が発表させていただきました。
今回最も驚いたのは学会中に発表された国別の「Top 10 registration」の結果で、ヨーロッパの学会であるにも関わらず、なんと日本がオランダ・スイス・イギリス・韓国に次いで5位であったことです(その後はドイツ・ハンガリー・フランス・イタリア・ベルギーでした)。元々ヨーロッパの学会はアメリカの学会に比べ日本人参加者数が多い印象がありましたが、今回も日本の先生が全国から大勢参加され、熱心に発表や討論を繰り広げておられました。もはや「日本人だから英語は苦手」とはいえない状況になってきているのだと改めて痛感するよい機会となりました。
ブタペストはドナウ川を挟んでブタとペストという街が合併したハンガリーの首都であり、歴史的建造物が川沿いに建ち並び、街そのものが世界遺産に登録されています。温泉、貴腐ワイン、フォアグラ、パプリカなどが有名です。そして何よりもドナウ川沿いの夜景がとても綺麗です。
来年度、本学会はデンマークのコペンハーゲンで開催される予定です。更に研究と英語の勉強を重ね、よりよい発表が出来るよう努力して参りたいと思います。何卒宜しくお願い申し上げます。

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世界遺産の街 ブタベスト

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学会場にて

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横井先生

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上村先生

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ドナウ川クルーズ
世界一の国会議事堂をバックに



2017年6月30日金曜日

医局説明会

大学院生の堀 悠介です。
平成29年6月24日(土)の医局説明会では、総勢13名の研修医の先生、医学生の方々にご参加頂きました。

説明会は中村教授のご挨拶から始まり、教育担当の鈴木先生より新専門医制度に関する説明、当教室の研修制度の説明がありました。説明にもありましたように、新専門医制度では、地域医療研修が必須となっておりますが、当教室では兵庫県や奈良県、和歌山県などに研修施設があり、それぞれが確実に地域での研修を行って頂ける制度が整っております。また、毎年研修病院の評価を点数化しており、常に優れた病院で研修が行えるよう準備されているとのことでした。

続いて、各研修病院の先生方より病院の紹介を行って頂きました。それぞれの病院に特徴があり、病院内部の設備やスタッフの紹介、飲み会やその他の行事の紹介など、魅力的な内容ばかりでした。これから当教室で研修を受ける先生方や学生の方々にとって、研修先の選択は重要な意味をもつと思います。是非今回の紹介内容をご参考にしていただければと思います。

最後に池渕先生から当大学のスタッフの紹介ビデオ、前期研究医の小宮先生から実際の仕事内容に関する説明がありました。特に、今回は参加者の約半数が女性であり、女性医師である小宮先生のお話は大変参考になったのではないでしょうか。

懇親会では当教室行きつけのお店で、前期研究医と大学院生などをはじめとする若手医師と、本日来ていただいた先生、学生方と忌憚のない意見交換がなされました。参加してくださった皆様も、最初はスーツ姿で硬い印象でしたが、スポーツが好きな方から楽器演奏を趣味としている方など、それぞれ異なる個性を持っており、色々な話に花が咲きました。また、仕事面でも色々な病院で勤務された先輩方の話を聞いて、実際にご自身が働く姿がイメージできたのではないでしょうか。

今後整形外科として長い医師生活を送る上で、どこの大学であるいは病院で研修を受けるかの選択は大変重要であり、迷われることも多いかと思います。今回ご参加頂いた皆様には、当教室の研修制度や研修病院の特徴はもちろん、何より当教室の居心地の良さが伝われば大変うれしく思います。残念ながら今回の説明会に参加できなかった先生方、学生の皆様も、見学などは随時行っておりますので、お気軽にご連絡ください。

最後になりましたが、先生方におかれましては、お忙しい中、医局説明会にご参加ご協力いただき誠にありがとうございました。
また将来一緒に働ける日を楽しみにしております。


2017年5月24日水曜日

第90回 日本整形外科学会学術総会

大学院生の西田洋平です。第90回日本整形外科学会学術総会(日整会)に参加してまいりましたのでご報告させて頂きます。

日整会は整形外科全分野を網羅する学会であり、参加人数も国内最大規模であります。今年は2017年5月18日から21日にかけて、宮城県仙台市の仙台国際センターで開催されました。

我々大阪市立大学からも多くの先生が参加されていました。私は関節鏡術後の合併症についてポスター発表の機会を頂き、なんとか発表を終えることが出来ました。スタッフの先生方は、中村教授の教育研修講演「低侵襲脊椎手術のこれまでの経過と現状、今後の課題」を筆頭に、シンポジウムの演者や座長など、より精力的に活動されておられる姿が印象的でした。

さて、日整会の恒例行事として、親善スポーツ大会(野球、サッカー、バスケ)があります。野球とサッカーは残念ながら本戦に出場できませんでしたが、昨年から開催されるようになったバスケットボールで、大阪市大は準優勝という成果を挙げており、今年は優勝が期待される状況でした。
中村教授をはじめ多くの先生方が応援に駆け付ける中、初戦は無事に突破したものの、2回戦では相手のスリーポイントシュートが次々と決まり、残念ながら敗退してしまいました。改めて勝負事の難しさを痛感するとともに、普段は見ることのできない同志の溌溂としたプレーに刺激を受けました。

来年の日整会は神戸で行われる予定です。今回の学会で得たモチベーションを保ちながら、日々臨床や研究に励んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

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学会場の様子 雲一つない晴天でした
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中村教授の教育研修講演
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バスケットボール、試合前の様子
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バスケットボール、試合後の記念撮影


2017年5月1日月曜日

第60回 日本手外科学会学術集会

大学院生の斧出絵麻(おのでえま)です。

平成29年4月27・28日、名古屋国際会議場にて第60回日本手外科学会学術集会が開催され、参加してまいりましたのでご報告させていただきます。
名古屋も春らしく大変過ごしやすい気候に恵まれました。
本学会は手外科に関する学会であり、主に整形外科と形成外科の先生方が参加されます。
大阪市立大学整形外科及び関連病院からは合計36演題の発表があり、大学ハンドグループからは6名10演題の参加でした。

岡田先生は、シンポジウムにて「インドシアニングリーン蛍光法を用いた末梢神経の血流評価法」について、またパネルディスカッションにて「Free style perforator flapによる上肢軟部組織再建」について発表されました。
上村先生は「iPS細胞と人工神経による末梢神経再生 自家神経移植を凌駕する人工神経をめざして」「先天性伸筋腱中央索形成不全の臨床像と装具治療成績」について発表されました。
大学院からは、横井先生が「老年マウス坐骨神経損傷モデルにおけるiPS細胞付加ハイブリッド型人工神経の有効性」「インドシアニングリーン蛍光法を用いた末梢神経絞扼性障害における末梢神経微小血管の描出」について、新谷先生が「生体吸収性人工神経による末梢神経の癒着防止効果」について、斧出がシンポジウムにて「超音波カラードプラを用いた手部・手関節部における穿通枝の検索」「鏡視下大菱形骨部分切除術に長橈側手根伸筋半裁腱を用いたsuspensionplastyを併用した母指CM関節症の治療」について発表させていただきました。
そして、前年度前期研究医として大学で勤務された信貴先生が「上肢手術における局所静脈内麻酔法の有効性の検討」について発表されました。
ビデオセッションでは投票形式で優秀ビデオ発表賞が決定され、上村先生、横井先生が全128演題中同票1位となり、今回は横井先生が受賞されました。おめでとうございます!
また、毎年恒例となりました大阪市立大学整形外科ハンドグループ懇親会では若手の先生も新たに大勢加わってくださり、年々活気が増してきております。今後も少数ながら力を合わせて精進して参りたいと思っておりますので、何卒宜しくお願いいたします。

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表彰式にて 平田会長より表彰される横井先生


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2017年4月28日金曜日

第61回 日本リウマチ学会

後期研究医の山田祐太郎です。第61回日本リウマチ学会(JCR)が4月20日から22日にかけて福岡国際会議場で開催され、参加して参りましたのでご報告させていただきます。

3日とも春の九州らしい快晴・心地よい北風で、天候に恵まれました。

JCRは整形外科医が携わる関節リウマチや脊椎関節炎だけでなく、SLEや線維筋痛症等の内科医が主体となるリウマチ性疾患まで幅広い分野を取り扱っており、rheumatologistにとって中心となる学会の1つです。

学会参加者は年々内科医の割合が増え、整形外科の規模は3割程度まで縮小傾向にありますが、市大整形のリウマチチームからは関連病院を含め16演題が採択され、十分に存在感を示すことができました。

リウマチチームでは現在TOMORROW studyをはじめとする臨床研究が多数組まれており、その一部は会長講演でも大々的に引用されるほど有名なものです。本学会においても集計が完了し結果が出ているものから現在稼働中の研究の途中経過まで、たくさんの情報を発信することができました。これもmodern rheumatologyのtop reviewerの小池先生をはじめとする諸先輩方の偉業の結果であり、これから研究活動をはじめる私にはとてもよい刺激になりました。

シンポジウムでは新しいガイドラインや今話題のサルコペニアに関する演題等が盛りだくさんで、これからの診療を行うにあたって大変勉強になりました。またホットトピックスでは、今後新規研究を行う上で有用な情報についても知る機会を得ました。

まだまだ未熟ですが、本学会で得た知識や刺激を糧にし、今後も研究・学術活動を行い、微力ながら貢献していきたいと思っておりますのでご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。


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��写真1)ポスター前でdiscussionを行う万代先生、筆者、多田先生



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��写真2)早押しクイズでランクインする織田先生、筆者、吉村先生



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��写真3)学会後の懇親会


2017年4月26日水曜日

第46回 日本脊椎脊髄病学会

脊椎グループの林和憲です。第46回日本脊椎脊髄病学会(以下日脊会)が、2017年4月13日から15日にかけて札幌市のロイトン札幌ホテルで開催され、関連病院の先生方も含め、中村教授先生以下、脊椎グループ総出で参加して参りました。

4月にも関わらず初日は日中最高気温3.8度、会場の外は吹雪でした。翌日からは気温が上がったものの、最後まで路肩に積もった雪が溶けることはなく、北海道の厳しい気候には驚かされました。

我々大阪市立大学からの発表演題は、関連病院含め42演題が採択され、全国最多の演題数であった一昨年には及ばないものの昨年の40演題を上回ることができました。皆エネルギッシュに研究・学会活動を行われており、頭が下がります。

海外からの招待講演の演者はアメリカ、イギリス、ヨーロッパの先生に加え、中国、インドといった新興国の先生方もおられ、勉強になると同時に、脊椎疾患治療に対する真剣さの伝わってくる講演をされておりました。今後は欧米のみならず、アジアに対しても謙虚に学んでいかなければならない時代が来ていると思います。

来年、第47回日本脊髄脊髄病学会(2018年4月12日から14日、神戸国際会議場)は、中村教授先生が会長、大阪市立大学が主幹です。今年の学会参加者が2300人(整形外科の国内学会の中では日整会総会に次ぐ規模です)であったことを考えると、来年はそれを上回る数の参加される先生方をおもてなししなくてはなりません。失礼がないよう、十二分に準備を進めていく所存です。

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写真1 学会が始まります。開会式から閉会式まで、来年度の主幹学会に向け、チェックに余念がありません




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写真2 学会会場の外は吹雪でした。4月ですよ・・・




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写真3 留学生のShurab先生も堂々と口演されています




2017年3月2日木曜日

第47回 日本人工関節学会

大学院1年の上山秀樹です、第47回日本人工関節学会に参加してきましたのでご報告させていただきます。

今回は2017年2月24日、25日と沖縄県宜野湾市のコンベンションセンターにて開催されました。人工関節学会は、関節外科を専攻する医師にとっては現在最も中心的な学会の一つとなっております。当教室からは例年多くの発表がありますが、大学所属からは箕田先生、大田先生、洲鎌先生、博士研究員の荻さん、大学院生の中村卓先生、筆者、肩グループからは伊藤先生、間中先生、大学院生の平川先生が発表を行いました。

2月の沖縄に行くのは初めてであったのですが、やはり大阪と比べたら暖かく、コートがいらない程度でした。宜野湾コンベンションセンターは那覇空港から遠く、バスで45分くらいかかる距離感でした。

学会は両日とも朝8時から夕方6時すぎまで盛りだくさんの内容でした。関節外科を専攻し始めたばかりの身からするとまだまだ理解できないことも多く、勉強が足りないなと思うことが多かったです。発表では箕田先生はTKAのmid-flexion域での不安定性について、大田先生はmetallosisの症例報告、洲鎌先生はTHAcup周囲のDEXAの検討、荻さんはTMKの磨耗粉の基礎的検討、中村卓先生はTKA後膝蓋骨骨折、私はNavigationTKAの3D評価の報告をそれぞれ行いました。肩グループはリバース型人工肩関節の発表を行っておられ、伊藤先生は骨移植に伴うグレノイドコンポーネントの設置位置検討、間中先生はラーニングカーブ、平川先生は術前計画とスクリュー設置位置の検討を行いました。さすが先生方はみなattractiveな発表であり、学会における大阪市大の存在感を肌で感じることができました。

その他、学会には招待公演として、ミシガン大学のJohn David Blaha先生や、The Royal London病院のGareth Scott先生など著名な先生方の講演を拝聴することができました。実際に使っている機種の開発Drはこんな人なんだと、目の前で見ることができたのはいい経験でした。

普段他の病院や大学の先生とお話しする機会はあまりありませんが、学会中はやはり色々と交流する機会にも恵まれますので、貴重な体験になったと思います。自ら何かを発信することができる医師というのはやはり憧れもありますし、大事な存在であると思います。今後ともよりよい報告ができるよう、学会発表などを継続して頑張っていきたいと思います。

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関節グループの先生一同。学会会場前にて。



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肩グループの先生一同と荻さん。学会会場前にて。



当科スポーツ整形外科が読売新聞の紙面に掲載されました!

  読売新聞の紙面「手術か保存か アキレス腱断裂治療法選択」にて 当科スポーツ整形外科が紹介されました!