2015年7月13日月曜日

第446回 整形外科集談会

2015年7月4日に大阪大学中之島センターで開催された第446回整形外科集談会に参加してまいりましたので報告致します。

整形外科集談会は年2回行われる関西の若手整形外科医のための症例発表会で、今回は京阪神地区の大学病院より14演題の応募がありました。私は脊椎班の先生方の御指導の下、「頸椎手術後に後弯変形が進行し頸椎前方・後方固定術を行った関節リウマチの一例」の演題で best paper award 候補として発表させて頂きました。

・複数回の頸椎手術を施行後に後弯変形が進行し重篤な麻痺症状を呈した一例
・後弯、すべり症を伴うRA頸椎に対する椎弓形成術は後弯変形を惹起する
・頸椎前後合併矯正固定術は侵襲が大きい手術ではあるが、すべりを伴う重度な後弯変形に対して選択すべき術式と考えられた
上記の内容を発表しました。

スライドの作り方、論文の検索方法と読み方、考察、質問対策など全てが私にとって初めての経験であり、先生方のサポートの末になんとか完成に至りました。当日は緊張しながらも堂々と大きな声で発表し質疑応答に対応することのみを心掛けました。残念ながらbest paper awardではありませんでしたが、貴重な経験となりました。夜遅くなることはありましたが、先生方との発表準備は大変楽しく有意義であり、私にとって今回の発表スライドや内容は整形外科医として歩むにあたり、その基礎にしたいと思っております。今後、この経験を活かし自己研鑽し、良き指導医になりたいと考えております。

最後になりましたが、集談会発表にあたりましては、多数の方々に、特に豊田宏光先生、また中村博亮教授、脊椎班の先生方に御支援を賜りました。厚く御礼申し上げます。


文責:研修医2年 上田昭一


画像


画像


当科スポーツ整形外科が読売新聞の紙面に掲載されました!

  読売新聞の紙面「手術か保存か アキレス腱断裂治療法選択」にて 当科スポーツ整形外科が紹介されました!