2015年7月4日に大阪大学中之島センターで開催された第446回整形外科集談会に参加してまいりましたので報告致します。
整形外科集談会は年2回行われる関西の若手整形外科医のための症例発表会で、今回は京阪神地区の大学病院より14演題の応募がありました。私は脊椎班の先生方の御指導の下、「頸椎手術後に後弯変形が進行し頸椎前方・後方固定術を行った関節リウマチの一例」の演題で best paper award 候補として発表させて頂きました。
・複数回の頸椎手術を施行後に後弯変形が進行し重篤な麻痺症状を呈した一例
・後弯、すべり症を伴うRA頸椎に対する椎弓形成術は後弯変形を惹起する
・頸椎前後合併矯正固定術は侵襲が大きい手術ではあるが、すべりを伴う重度な後弯変形に対して選択すべき術式と考えられた
上記の内容を発表しました。
スライドの作り方、論文の検索方法と読み方、考察、質問対策など全てが私にとって初めての経験であり、先生方のサポートの末になんとか完成に至りました。当日は緊張しながらも堂々と大きな声で発表し質疑応答に対応することのみを心掛けました。残念ながらbest paper awardではありませんでしたが、貴重な経験となりました。夜遅くなることはありましたが、先生方との発表準備は大変楽しく有意義であり、私にとって今回の発表スライドや内容は整形外科医として歩むにあたり、その基礎にしたいと思っております。今後、この経験を活かし自己研鑽し、良き指導医になりたいと考えております。
最後になりましたが、集談会発表にあたりましては、多数の方々に、特に豊田宏光先生、また中村博亮教授、脊椎班の先生方に御支援を賜りました。厚く御礼申し上げます。
文責:研修医2年 上田昭一
2015年7月13日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
-
大阪市大整形外科 前期研究医の柴田 将伍です。 平成31年4月20日に京都大学付属病院でBunnell Traveling fellow京都大学講演会があり、大阪市立大学ハンドグループの先生方と一緒に参加してまいりましたので報告させていただきます。 Traveling f...
-
Asia Traveling Fellowship 紀行記 大阪市立大学整形外科 玉井孝司 平成 20 年度入局、後期研究医の玉井孝司と申します。この度、日本脊椎脊髄病学会が行う 第 14 回 Asia Traveling Fellows...
-
東住吉森本病院の宮島佑介(H27大阪市立大学卒)です. 少し報告が遅くなりましたが,平成31年4月5日から6日まで三重県津市で開催された第132回中部整形災害外科学会学術集会に参加し,学会奨励賞を受賞させていただきましたので報告します。 中部整形外科災害外科学会は毎年,春...
0 件のコメント:
コメントを投稿