2011年4月29日金曜日

大阪市大股関節鏡セミナーを開催しました!

��/17に大阪市大股関節鏡セミナーを開催いたしました。

本来であれば3/13に開催する予定でしたが、東日本大震災の影響で延期させていただいておりました。
日本で第一人者の産業医大の内田宗志先生をお招きし、我々股関節班、スポーツ班の合同で病態、治療のレビュー、症例検討会、そして内田先生の講演と濃い内容で、1日中缶詰でした。

大阪医大の大原先生、関西医大の和田先生、浜松医大の小山先生と各大学の主要メンバー、そして当医局関連施設から済生会中津病院大橋先生、祷先生、総合医療センター松浦先生、黒田先生、島田病院松浦先生、富原先生、原先生、清恵会病院小松先生、そして大学の岩城先生、箕田先生、吉田先生、スポーツメンバーの山崎先生、瀧上先生に参加していただけました。

前半のレビューから白熱した議論があり、大変勉強になりました。
具体的な症例検討会では実際の診察を内田先生にして頂きました。
最後の内田先生の講演では股関節鏡の最新手術テクニックを披露していただき、驚きと発見がありました。

これから進歩していく分野として注目しております。また実際に手術における注意点等、生の声が聞くことができ、大変勉強になりました。
これからも様々な大学、施設とコラボして高めていこうと思っております。

                   スポーツ班 橋本祐介

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第5次救護班として岩手県大槌町安渡小学校に行ってきました~その3~

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体育館が使えないので子供が遊ぶ場所を作ってあげるとのこと。外人さんの姿もありました。

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弁護士の方々も避難所をまわって様々な相談にのっておられるとのことでした。

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避難生活が長くなると周りの比較的設備、物資が整った避難所からも往診依頼が来たりします。
もちろん安渡小学校に関して言うとようやく支援体制がスタートしたばかりといった状態でまだまだ自立は遠い印象でした。

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毎朝、自衛隊の方が前日発見した御遺体の特徴等の発表があります。

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写真なども届けられて・・・そんな状態ですから避難されておられる皆さんも、環境はあまり良くない事はわかっていてもこの場から離れられないと・・・。
それにしても自衛隊の方々は本当に御苦労さまといった感じでした。
どこに行っても毎日テントで寝泊まりして活動されておられました。

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まだまだ問題は山積みの状態でしたが、後ろ髪をひかれる思いで現場を後にしてきました。
車(救急車)で盛岡まで、そして開通した新幹線でたどりついた秋田駅で次の第6次医療救護班に申し送りをしました。
そしてさらに秋田空港に向かい、空路大阪へもどってきました。
任務を終え、帰りの新幹線待ちでほっと一息、集合写真を撮りました。
今回の救護班では、被災者の方々の我慢強さ、自衛隊の方々の献身的な活動を目の当たりにし、救護する側でありながら、逆に様々な思いをいただいた4日間でありました。

                   第五次救護班 吉田拓

第5次救護班として岩手県大槌町安渡小学校に行ってきました~その2~

翌日は日曜日という事もあったのでしょうか?大勢のボランティアの方が来られまして、他の避難所に比べると支援の遅れてしまっていた安渡小学校にも明るい材料が?

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ボランティア慣れした雰囲気の集団。老人の多い安渡小学校においては非常に心強い支援です。

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東京から若者が大勢やって来ました。段ボールの筒と段ボールを使って避難所にパーテーションを作るとのこと。

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その日は少し日が照り、暖かかったのでちょうどよかった。
久しぶりに散髪してもらうお父さんとそれを見つめる娘さん。

その3に続く

                   第五次救護班 吉田拓


第5次救護班として岩手県大槌町安渡小学校に行ってきました~その1~

第3次医療救護班に参加された高松先生に引き続き4月2日から第5次救護班として岩手県大槌町にある安渡小学校の臨時診療所での診療を行ってきました。

申し送りで聞いた通り街は壊滅状態で目を疑う光景、想像を絶する津波の威力に驚きの連続でした。
加えて4月に入るというのに現地はまだまだ寒く、時折大粒の雪が降っていました。
避難所となる体育館に入るとひんやりと底冷えがしていて、皆さんが毛布にくるまっている状態。

隣との間隔もほとんどない状態で、インフルエンザやノロウイルスが広まればひとたまりもないなという印象。
先発隊からの情報を元に我々は感染対策をメインテーマにおき活動してまいりました。
アルコール消毒液と、マスクを持ち込み各所に設置、わかりやすいイラスト入りのパンフレットを配布し
手指消毒、マスク着用を徹底しました。
観察しているとみなさん食事前、トイレ前後にしっかりとシュッシュッ、モミモミとしてくれていたのでまずまずの成果はあったようです。

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お昼の配給。食事前にはシュッシュッ、モミモミ


診療所では午前中30-40人、午後20-30人程度の患者さんが来られました。

みなさん薬や薬手帳が流されてしまったので今まで何を飲んでいたのかわからないと。
先発隊から引き継いだ薬の調整、その他風邪症状の方など。

我々がついた前日に電気が開通したとのことで、今まで夕方になると真っ暗だった避難所にも明かりがともりました。そこで我々はぎりぎりまで診療することができ、夜間にその日の薬の整理まで行う事が出来ました。

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急ピッチで設置された電柱

その2へ続く

                    第5次医療救護班、吉田拓



第83回選抜高校野球救護班に参加してきました

3月23日から4月3日まで、春の選抜高校野球が阪神甲子園球場で開催されました。

毎年、大阪市大整形外科はプレーする高校球児や多くの観客の皆さんの怪我に対応する救護班医師として参加しています。
当大学では、このような整形外科医師のフィールドワークに興味のある当大学医学部生の見学も受け入れています。

救護班は内科医師1名、整形外科医師1名、看護師3名で編成され、内科医師は球場傍の救護室で、整形外科医師はバックネット裏で待機します。

必然的に整形外科医師はバックネット裏の特等席で試合を観戦することができ、眼前で白熱したプレーを見ることができました。
そういう中でも自打球やクロスプレーで選手が傷んだ時はひやりとします。
数年前にはクロスプレーで選手が交錯し、実際にグラウンドに救護班が向かって初期治療に当たったこともあります。

今回は大きな怪我なく、無事に大会は終了いたしました。
大阪代表の履正社高校は惜しくも準決勝で敗れてしまいましたが、高校球児たちの溌剌としたプレーに心が洗われました。また来年も参加したいですね。

             スポーツ整形外科 山﨑真哉

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バックネット裏で待機するスポーツ整形外科橋本医師

当科スポーツ整形外科が読売新聞の紙面に掲載されました!

  読売新聞の紙面「手術か保存か アキレス腱断裂治療法選択」にて 当科スポーツ整形外科が紹介されました!