2012年10月27日土曜日

学会レポート ~第39回肩関節学会~

2012年10月5日、6日と新宿京王プラザにて第39回肩関節学会が開催され、伊藤准教授筆頭に肩グループ皆で参加してまいりました。今年は口演3演題、ポスター3演題の発表となりました。また、肩学会併設の運動機能研究会には当グループのリハを担当してくれているPTも発表に来ており、総勢13名での参加となりました。
昨年のレポートにも報告させていただきましたが日本肩関節学会は世界でも最も古い肩の専門学会であり、それだけに諸先生方の信念・理念が非常に高いところにあります。必然的に各会場ではエキサイティングな議論が尽きることなく、非常に勉強させられる二日間となりました。我々の発表においても、幸いなことにたくさんの先生方からの御言葉をいただき、今後の糧にできる発表であったと振り返っております(演壇の上では、針の筵に座っているような気分でしたが!)。特に松田淑伸先生は2度目の口演とは思えないほど立派な発表であり、その後の厳しい質問にも堂々と受け答えをされており、今後の活躍が楽しみであります。

PTの面々もそれぞれに違ったテーマの研究課題を発表しており、普段の医療現場で接するときとはまた違った表情を見せてくれ、多くの質問攻めに苦労しながらも自分の意見を伝えようとしている姿勢に頼もしさを覚えました。来年、再来年とさらに色々な疑問に対し、みんなで考えながらより良い成果を出せるように頑張りたいと考えております。

今年も、日整会、JOSKAS、肩関節学会と主要な学会で発表することができ、無事に終わってほっとしておりますが、来年はこれ以上の結果を残せるように皆で頑張っていきたいと思います。

大学院一年生 市川 耕一     


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(左から順に、筆者、松田先生、平川先生、間中先生、伊藤先生)



大阪市立大学医学部医学研究科修士2年の中野です。現在、中村教授の整形外科で伊藤先生の直接指導の下、肩について色々と勉強させて頂いてます。
この度、10/5.6に東京で開催された第39回日本肩関節学会に行きました。我々PTは肩学会併設の運動機能研究会での発表のため、専門学校の同期生である村西PTと私、佐野記念病院から森PTと小藤PT、辻外科リハビリテーション病院から新枦PT、桑野PT、長岡PT、鳥越PTの計8名が参加しました。これらはPTの日頃の臨床での疑問や悩みを解決出来るようにと伊藤先生が開いてくださっている勉強会に参加しているメンバーです。
村西PTは上肢の下方牽引による上腕骨頭の変位について、小藤PTは肩甲挙筋の運動療法、新枦PTは肩甲骨のアライメント改善のための運動療法、桑野PTは上腕機能評価の検討、そして私は新たな評価法shoulder36について、それぞれテーマは違いますが日頃の臨床の疑問や問題を解決すべくやってきた研究について発表してきました。
我々PTはすべてポスターでの発表になりましたが伊藤先生始め、肩グループの医師の先生方も発表を聴きにきて下さり、緊張感も最高潮!特に小藤PTは滝のような汗を流しての発表となりました。写真は発表がすべて終わった後のPTの面々です。発表しなかったメンバーもいい刺激を受け、皆、充実感とこれからまた来年の発表に向け頑張っていこうという顔になってますよね?

最後にこのような機会を与えて下さった伊藤先生ならびに諸先生方に深謝いたします。来年はさらに演題数を増やして臨みたいと思いますので御指導よろしくお願いいたします。

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