2017年5月24日水曜日

第90回 日本整形外科学会学術総会

大学院生の西田洋平です。第90回日本整形外科学会学術総会(日整会)に参加してまいりましたのでご報告させて頂きます。

日整会は整形外科全分野を網羅する学会であり、参加人数も国内最大規模であります。今年は2017年5月18日から21日にかけて、宮城県仙台市の仙台国際センターで開催されました。

我々大阪市立大学からも多くの先生が参加されていました。私は関節鏡術後の合併症についてポスター発表の機会を頂き、なんとか発表を終えることが出来ました。スタッフの先生方は、中村教授の教育研修講演「低侵襲脊椎手術のこれまでの経過と現状、今後の課題」を筆頭に、シンポジウムの演者や座長など、より精力的に活動されておられる姿が印象的でした。

さて、日整会の恒例行事として、親善スポーツ大会(野球、サッカー、バスケ)があります。野球とサッカーは残念ながら本戦に出場できませんでしたが、昨年から開催されるようになったバスケットボールで、大阪市大は準優勝という成果を挙げており、今年は優勝が期待される状況でした。
中村教授をはじめ多くの先生方が応援に駆け付ける中、初戦は無事に突破したものの、2回戦では相手のスリーポイントシュートが次々と決まり、残念ながら敗退してしまいました。改めて勝負事の難しさを痛感するとともに、普段は見ることのできない同志の溌溂としたプレーに刺激を受けました。

来年の日整会は神戸で行われる予定です。今回の学会で得たモチベーションを保ちながら、日々臨床や研究に励んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

画像
学会場の様子 雲一つない晴天でした
画像
画像
中村教授の教育研修講演
画像
バスケットボール、試合前の様子
画像
バスケットボール、試合後の記念撮影


2017年5月1日月曜日

第60回 日本手外科学会学術集会

大学院生の斧出絵麻(おのでえま)です。

平成29年4月27・28日、名古屋国際会議場にて第60回日本手外科学会学術集会が開催され、参加してまいりましたのでご報告させていただきます。
名古屋も春らしく大変過ごしやすい気候に恵まれました。
本学会は手外科に関する学会であり、主に整形外科と形成外科の先生方が参加されます。
大阪市立大学整形外科及び関連病院からは合計36演題の発表があり、大学ハンドグループからは6名10演題の参加でした。

岡田先生は、シンポジウムにて「インドシアニングリーン蛍光法を用いた末梢神経の血流評価法」について、またパネルディスカッションにて「Free style perforator flapによる上肢軟部組織再建」について発表されました。
上村先生は「iPS細胞と人工神経による末梢神経再生 自家神経移植を凌駕する人工神経をめざして」「先天性伸筋腱中央索形成不全の臨床像と装具治療成績」について発表されました。
大学院からは、横井先生が「老年マウス坐骨神経損傷モデルにおけるiPS細胞付加ハイブリッド型人工神経の有効性」「インドシアニングリーン蛍光法を用いた末梢神経絞扼性障害における末梢神経微小血管の描出」について、新谷先生が「生体吸収性人工神経による末梢神経の癒着防止効果」について、斧出がシンポジウムにて「超音波カラードプラを用いた手部・手関節部における穿通枝の検索」「鏡視下大菱形骨部分切除術に長橈側手根伸筋半裁腱を用いたsuspensionplastyを併用した母指CM関節症の治療」について発表させていただきました。
そして、前年度前期研究医として大学で勤務された信貴先生が「上肢手術における局所静脈内麻酔法の有効性の検討」について発表されました。
ビデオセッションでは投票形式で優秀ビデオ発表賞が決定され、上村先生、横井先生が全128演題中同票1位となり、今回は横井先生が受賞されました。おめでとうございます!
また、毎年恒例となりました大阪市立大学整形外科ハンドグループ懇親会では若手の先生も新たに大勢加わってくださり、年々活気が増してきております。今後も少数ながら力を合わせて精進して参りたいと思っておりますので、何卒宜しくお願いいたします。

画像
表彰式にて 平田会長より表彰される横井先生


画像


当科スポーツ整形外科が読売新聞の紙面に掲載されました!

  読売新聞の紙面「手術か保存か アキレス腱断裂治療法選択」にて 当科スポーツ整形外科が紹介されました!