2010年9月27日月曜日

国際組織工学再生医療学会(シドニー)で発表してきました・・が惜しくもAWARD受賞ならず(涙)

オーストラリアのシドニーで、9月15-17日の3日間にわたり国際組織工学再生医療学会のアジアーパシフィック学術集会(http://www.termis.org/ap2010/)が開かれ参加してまいりました。

国際組織工学再生医療学会は毎年、アジアーパシフィック(AP)、北アメリカ(NA)、ヨーロッパ(EU)の3つの学術集会が開かれ、3年にごとに世界大会が開かれます。
今年のAPはシドニーでしたが、来年はシンガポールでの開催が予定されており、再来年には世界大会がオーストリーのウィーンで予定されています。

今回はそのシドニーでの学術集会に参加し、発表を行ってまいりました。
演題はiPS細胞から誘導された細胞が生体吸収性材料上で3次元培養が可能であったという内容で、まだ今回のAP学術集会でもiPS関連の発表がなかったこともあってか、Best poster presentation 9題にノミネートされましたが惜しくも上位3演題には選ばれませんでした。

今後も引き続き研究を続け成果を発表していきたいと思います。


写真上は左が本学会のSCIENTIFIC COMMITTEE CHAIRであるDIETMAR W. HUTMACHER先生で、真ん中が以前より私が共同研究をさせていただいております京都大学再生医科学研究所 田畑泰彦教授です。(右が私です)実は田畑先生は当教室の中村教授と高校の同級生だそうです。ちなみに田畑先生の教室の山本雅哉先生は私の高校の後輩です。縁ってあるものなんですね。

写真下はシドニー名物、オペラハウスとハーバーブリッジです。

                       手の外科グループ 高松聖仁

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平成23年度日本整形外科学会野球大会:近畿地区予選突破!!

��昨日、鳴尾浜薬業グランドにて平成23年度日本整形外科学会野球大会近畿地区予選があり、当教室野球部が昨年に続き予選を突破し2年連続の本戦出場を決めました!>

日本整形外科学会野球大会は近畿地区からの出場枠が2枠のため、2ブロックに分かれての予選となっていますがその予選が昨日行われました。
当教室は、エースの高橋投手(清恵会病院)の好投と打線の奮起で2回戦で近畿大学、予選決勝戦で大阪大学を破り見事に地区予選を突破しました。

その結果、来年度(平成23年)5月に横浜で行われます日本整形外学会学術集会の会期中の早朝に行われております本選に出場が決定いたしました。

本年度は本戦に出場したものの、一回戦で敗れてしまいましたので是非来年度は一回戦突破を目標に頑張りたいと思います!

                               整形外科野球部 高松聖仁

2010年9月14日火曜日

続・ソウル国際学会に行ってきました! 小児整形外科グループ学会報告

空き時間を利用して市内観光しましたが、ご存じのように南大門はかわいそうなことになっていました
��写真上)。
2012年完成予定も材料が2012年にそろうとのことで、完全復元まで道のりは険しいようです。

筆者(写真下:左)はこの学会では小児肘外傷で発表しました。
写真下の右側の先生は今回の発表で大変お世話になった国立成育医療センターの高山真一郎先生です。

小児整形外科は興味深い分野がとても多いですよ。何かあればご遠慮なく。

                    (文責)小児整形 江口佳孝
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ソウル国際学会に行ってきました! 小児整形外科グループ学会報告

国際小児整形外科学会に行ってきました。

9月8日から9月11日にかけてソウルで小児整形外科の国際学会があり、勉強して参りました。
今年はペルテス病が報告されて100年の節目にあたり、ペルテス病を中心にその他多くの小児整形外科疾患に対して活発な議論が繰り広げられました。

会場はホテル新羅(写真上)です。
知る人ぞ知る超高級ホテルですね。
昼食にふらっと入ったレストランのペペロンチーノ2000円+サービス料にはびっくりしました。
ちなみに水も有料ですよ。

一方で町中の韓国料理はとってもリーズナブルです。
大好きな参鶏湯(サンゲタン:写真中)なんかは1500円程度でボリューム満点でした。
注文から配膳まで10分程度なので、あらかじめ仕込んでいるのでしょう。
ナムルは食べ放題(料金に含まれている)でかなりお得です。
宿は明洞(ミョンドン)に構えたので、近くにグルメスポット満載でした。

宿から学会場など、市内の移動はバス、タクシーなどありますが、私はもっぱらメトロでした。
一駅だいたい30円~50円(500ウォン)でかなり安い。
駅のインフォメーションもタッチパネル(写真下)、車内の吊り広告も車両によっては液晶表示でした。
車内も広く快適でした。
もちろんラッシュ時にはそれなりに混み合います。
時折車内に行商人が闊歩し、なにやら怪しげなグッズを販売していました(撮影不許可にて未掲載)。

続く・・

                      小児整形外科 江口 佳孝
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2010年9月13日月曜日

第36回本整形外科スポーツ医学会報告(横浜) 本学学生が学会特別賞受賞!

9月10日~12日に横浜で行われた、第36回本整形外科スポーツ医学会学術集会に参加してきました。

この学会は肩、肘、膝、足を中心とした、スポーツで特に障害を受けやすい部位の疾患をテーマに、診断や治療(手術だけでなく、保存療法も特に強調されていました)を中心とした様々な口演、パネルディスカッション、シンポジウムが行われていました。

海外からも世界的に有名なJames R. Andrew先生やFreddie H. Fu先生がLectureされていました。

野球肘のセッションは特に熱が入りました。
特に、島田病院の松浦健司先生の発表は橋本先生とともに一緒にDiscussionしながら作り上げた演題で、とても素晴らしい発表でした。

この学会ではさらにスポーツ医学の活動をさらに深く広めるために、スポーツ現場で活躍されているトレーナー、コーチ、栄養士さんの話があるセッションや、各競技団体の医事委員会のあり方を話し合うセッションなどもあり、多岐にわたっておりました。

そして、昨年から始まった、医学生と若手医師が語るスポーツ医学というセッションもありました。これは、スポーツ医学をもっと若い学生や研修医に知ってもらい、今後かかわっていきやすいように発表の場を設けたものです。

学生の頃はスポーツ医学という言葉だけで、かっこいい印象を持っている人も多いと思います。何を隠そう私もその一人でした。

しかし実際は、スポーツ医学をしている先生はどのようなことをしているのかを知る環境がないのが実情です。

全国の大学病院の先生も、大学内の講義の中にスポーツ医学がないと答えた先生がほとんどでした。

やる気はあるのに、どうやって関わっていけばいいのか分からないという学生、研修医に情報提供を行い、底辺拡大を目指したこの企画は好評であり、わが大阪市大からも現在私たちスポーツグループと一緒に勉強している、医学部のスポーツ医学サークルの学生が発表しました。

6回生の高田尚輝君が代表として、医学部体育系クラブに行ったアンケート調査を発表し、見事学会特別賞をいただくことができました。

本当に御苦労様でした。彼らと今後一緒に働くことができれば、これほどうれしいことはありません。

学生の頑張りを見て、本職の自分たちも頑張らねばと、気持ちが引き締まった思いがしました。

��写真は左から同門の琵琶湖成蹊スポーツ大学教授大久保先生、聖マリアンナ医大整形外科教授別府諸兄先生、当教室橋本先生、センターで賞状を持っているのが6回生の高田尚輝君、当教室山崎真哉先生、5回生の山脇聡君です)

                 スポーツ整形 山﨑真哉
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2010年9月1日水曜日

2nd JOSKAS参加報告(スポーツグループ)

7月2日~4日に沖縄コンベンションセンターにて開催された、第2回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)学術集会に参加してきました。

この学会は膝関節学会、関節鏡学会、スポーツ整形外科学会がcombinedされた新しい学会で、膝のスポーツ、人工関節はもちろんのこと、関節鏡にかかわる肩、肘、足、股関節なども網羅され、まさに広く深い分野の学会であります。

僕にとっては興味のあるセッションが多く、また時間がかぶっているセッションも多く、うれしい悩みもありました。
そんなacademicな学会である一方で、この学会はノーネクタイ、軽装での参加を義務づけており、とてもフランクな形でみんなが話し合える雰囲気を作りだしたいとの配慮もあるようです。

初日は前日から降り続く大雨でしたが、昼からは梅雨明けの陽気が戻ってきました。
海に行きたい欲求を必死にこらえ、学会上に籠りました。
今回新しくJOSKASの評議委員に選出された、我らがスポーツグループのボスである橋本先生とスポーツを中心に勉強してきました。

この学会には膝スポーツの大御所の先生が勢揃いしており、前十字靱帯損傷、半月板損傷、膝蓋骨脱臼の研究・治療のup to dateをシンポジウムやパネルディスカッションで討論され、また他分野の最先端研究の発表が数多くされておりました。

夜の全体懇親会はDFSギャラリア(免税店)のフードコロシアムを貸し切ってのバイキング形式でした。研究医の寺井先生と3人で参加してきました。

当科スポーツグループからは口演、ポスター含め5演題を出すことができました。
しかし症例数が十分でないことから、case reportが多くなってしまう傾向にあります。
橋本先生の力で徐々に症例数も増えてきましたので、そろそろまとまった数でシリーズもののstudyを発表していきたいと考えています。

来年は札幌で開催されます。いつもこの学会は沖縄か札幌で開催されることが多く、参加者のモチベーションは上がる一方です。
しっかり学び、しっかり遊ぶ、まさにon-offの切り替えを明確にし、有意義な時間を過ごすことのできるJOSKAS。また来年も参加したいですね。

                         スポーツグループ 山崎真哉


当科スポーツ整形外科が読売新聞の紙面に掲載されました!

  読売新聞の紙面「手術か保存か アキレス腱断裂治療法選択」にて 当科スポーツ整形外科が紹介されました!