2016年11月24日木曜日

第43回 日本マイクロサージャリー学会学術集会

 平成25年入局の信貴政人(しぎまさと)です。
 平成28年11月17、18日で第43回日本マイクロサージャリー学会学術集会(広島市)に参加してまいりました。本学会はマイクロサージャリーに関する学会であり、整形外科はもちろんのこと、形成外科など他科の発表もたくさんあります。手外科グループ全員で学会参加・発表をしてきました。
 岡田先生は四肢再建のパネルディスカッションで、「腫瘍班とチーム医療による四肢悪性腫瘍切除後再建」について発表されました。これは手外科グループと腫瘍グループ合同による四肢腫瘍切除・再建手術の内容であり、グループで協力して治療を行う当科の特徴の一つでもあります。また上村先生は「橈骨動脈穿通枝脂肪弁による正中神経ラッピング」について発表され、見事、最優秀演題賞(アイデア賞)を受賞されました!(副賞はなんと今年引退された広島カープ黒田選手の直筆サイン入りTシャツでした)。
 大学院の先生(横井先生、新谷先生、斧出先生)は、人工神経の基礎研究成果やエコーを用いた穿通枝の検索に関する発表を行いました。私も足趾骨髄炎治療に関する症例報告を行いました。慣れない学会発表準備に苦労しましたが、当日は発表を無事に行い、質疑応答にも何とか対応できました。ご指導いただいた岡田先生や上村先生に厚く御礼申し上げます。しかし、先輩方の発表を拝見して、私にはまだまだ足りない部分も多くありました。少しでも近づけるよう、今後も研鑽してまいりたいと思います。
 また本学会では毎年マイクロサージャリー講習が実施されています。今回、私は初めて参加してまいりました。マンツーマンで講師の先生方に丁寧にマイクロ技術を教えていただけました。他大学の若手の先生方も多く参加されており、非常に勉強になるとともにいい刺激を受けることができました。来年も本学会で発表できるように頑張りたいと思います。


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マイクロ講習会


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懇親会にて


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学会長と上村先生(受賞)




当科スポーツ整形外科が読売新聞の紙面に掲載されました!

  読売新聞の紙面「手術か保存か アキレス腱断裂治療法選択」にて 当科スポーツ整形外科が紹介されました!