大学院生の斧出絵麻(おのでえま)です。
平成29年4月27・28日、名古屋国際会議場にて第60回日本手外科学会学術集会が開催され、参加してまいりましたのでご報告させていただきます。
名古屋も春らしく大変過ごしやすい気候に恵まれました。
本学会は手外科に関する学会であり、主に整形外科と形成外科の先生方が参加されます。
大阪市立大学整形外科及び関連病院からは合計36演題の発表があり、大学ハンドグループからは6名10演題の参加でした。
岡田先生は、シンポジウムにて「インドシアニングリーン蛍光法を用いた末梢神経の血流評価法」について、またパネルディスカッションにて「Free style perforator flapによる上肢軟部組織再建」について発表されました。
上村先生は「iPS細胞と人工神経による末梢神経再生 自家神経移植を凌駕する人工神経をめざして」「先天性伸筋腱中央索形成不全の臨床像と装具治療成績」について発表されました。
大学院からは、横井先生が「老年マウス坐骨神経損傷モデルにおけるiPS細胞付加ハイブリッド型人工神経の有効性」「インドシアニングリーン蛍光法を用いた末梢神経絞扼性障害における末梢神経微小血管の描出」について、新谷先生が「生体吸収性人工神経による末梢神経の癒着防止効果」について、斧出がシンポジウムにて「超音波カラードプラを用いた手部・手関節部における穿通枝の検索」「鏡視下大菱形骨部分切除術に長橈側手根伸筋半裁腱を用いたsuspensionplastyを併用した母指CM関節症の治療」について発表させていただきました。
そして、前年度前期研究医として大学で勤務された信貴先生が「上肢手術における局所静脈内麻酔法の有効性の検討」について発表されました。
ビデオセッションでは投票形式で優秀ビデオ発表賞が決定され、上村先生、横井先生が全128演題中同票1位となり、今回は横井先生が受賞されました。おめでとうございます!
また、毎年恒例となりました大阪市立大学整形外科ハンドグループ懇親会では若手の先生も新たに大勢加わってくださり、年々活気が増してきております。今後も少数ながら力を合わせて精進して参りたいと思っておりますので、何卒宜しくお願いいたします。
表彰式にて 平田会長より表彰される横井先生
2017年5月1日月曜日
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