大学院1年の上山秀樹です、第47回日本人工関節学会に参加してきましたのでご報告させていただきます。
今回は2017年2月24日、25日と沖縄県宜野湾市のコンベンションセンターにて開催されました。人工関節学会は、関節外科を専攻する医師にとっては現在最も中心的な学会の一つとなっております。当教室からは例年多くの発表がありますが、大学所属からは箕田先生、大田先生、洲鎌先生、博士研究員の荻さん、大学院生の中村卓先生、筆者、肩グループからは伊藤先生、間中先生、大学院生の平川先生が発表を行いました。
2月の沖縄に行くのは初めてであったのですが、やはり大阪と比べたら暖かく、コートがいらない程度でした。宜野湾コンベンションセンターは那覇空港から遠く、バスで45分くらいかかる距離感でした。
学会は両日とも朝8時から夕方6時すぎまで盛りだくさんの内容でした。関節外科を専攻し始めたばかりの身からするとまだまだ理解できないことも多く、勉強が足りないなと思うことが多かったです。発表では箕田先生はTKAのmid-flexion域での不安定性について、大田先生はmetallosisの症例報告、洲鎌先生はTHAcup周囲のDEXAの検討、荻さんはTMKの磨耗粉の基礎的検討、中村卓先生はTKA後膝蓋骨骨折、私はNavigationTKAの3D評価の報告をそれぞれ行いました。肩グループはリバース型人工肩関節の発表を行っておられ、伊藤先生は骨移植に伴うグレノイドコンポーネントの設置位置検討、間中先生はラーニングカーブ、平川先生は術前計画とスクリュー設置位置の検討を行いました。さすが先生方はみなattractiveな発表であり、学会における大阪市大の存在感を肌で感じることができました。
その他、学会には招待公演として、ミシガン大学のJohn David Blaha先生や、The Royal London病院のGareth Scott先生など著名な先生方の講演を拝聴することができました。実際に使っている機種の開発Drはこんな人なんだと、目の前で見ることができたのはいい経験でした。
普段他の病院や大学の先生とお話しする機会はあまりありませんが、学会中はやはり色々と交流する機会にも恵まれますので、貴重な体験になったと思います。自ら何かを発信することができる医師というのはやはり憧れもありますし、大事な存在であると思います。今後ともよりよい報告ができるよう、学会発表などを継続して頑張っていきたいと思います。
関節グループの先生一同。学会会場前にて。
肩グループの先生一同と荻さん。学会会場前にて。
2017年3月2日木曜日
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