2015年2月20日金曜日

第445回 整形外科集談会

2015年2月7日に大阪大学中之島センターで開催された第445回整形外科集談会に参加してまいりましたので報告致します。

整形外科集談会は年2回行われる関西の若手整形外科医のための症例発表会で、今回、京阪神地区の大学病院より13演題の応募がありました。私はハンドグループの先生方のご指導の下、「有茎後脛骨動脈低位穿通枝皮弁における皮弁挙上の工夫-カラードプラーエコーを用いた穿通枝の解剖学的検討を踏まえて-」の演題で best paper award を頂くことができました。
この発表は、穿通枝皮弁の欠点である、解剖学的変異や皮弁の血流が不安定という問題を解決した容易かつ安全な皮弁挙上法についてです。スライドの作り方、エコーの使い方、また、知識の無さに難渋しながらも、多くの先生方のサポートの末、完成に至りました。当日は、多くの著名な聴衆者の中、緊張しながらも大きな声で発表することのみを心掛けました。
今後、この経験を活かし自己研鑽し、良き指導医になりたいと考えております。

文責:研修医2年 飯田健


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発表する筆者

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表彰式にて


2014年12月17日水曜日

第34回整形外科バイオマテリアル研究会

 2014年12月6日、大阪市立大学医学部大講義室に於きまして中村博亮教授を会長として整形外科バイオマテリアル研究会を開催させていただきました。
 本研究会は、言うまでもなく、整形外科領域におけるバイオマテリアルについての基礎的・臨床的研究の成果をご発表いただき、更なる進歩と啓蒙・普及を目的としております。今回の話題としましては、ハイドロキシアパタイト多孔体、配向連通孔、一軸連通孔、、β‐TCP、α―リン酸三カルシウム系骨セメント、骨形成細胞シート、アルミナ、カルシウム処理、チタン多孔体、ハイクロスリンクポリエチレン、抗酸化剤配合などが挙げられ、新たなる高機能性治療材料についての活発な議論が行われました。
 特別講演でも述べられておりましたが、医薬品は1兆6000億、医療機器は5700億以上の輸入超過の状態であり、今後も増大する傾向にあります。世界的にも高い水準の基礎研究が行われているにも関わらず、製品開発や承認審査、治験に関する知識が乏しいことが一つの要因に挙げられています。臨床医が革新的なバイオマテリアルの開発から製品化に携わることは非常に大変なことだと痛感いたしましたが、今後、製品化までのプロダクトガイドラインが整備され、多職種間連携や人材交流が促進されれば医療が産業となるのも夢ではないとの希望も持てました。研究発表の成果のみならず、研究者の熱意や信念に触れることが出来たことは、私にとりまして大きな収穫になりました。
 最後になりましたが、研究会の開催にあたりましては、多数の方々にご支援を賜りました。厚く御礼申し上げます。

��文責:豊田宏光)

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2014年11月4日火曜日

第41回日本肩関節学会及び肩の運動機能研究会に参加して

2014年10月24日、25日と佐賀市文化会館、佐賀県総合体育館にて第41回肩関節学会が開催され、伊藤准教授筆頭に肩グループ皆で参加してまいりました。また、肩学会併設の運動機能研究会には当グループのリハを担当してくれているPTさんも発表に来ており、総勢14名での参加となりました。普段より月1回PTさん30名前後と勉強会をしていることもあり、気心のしれた仲間達と参加できたことから、いつも以上に大人数で心強かったです。今年は口演2演題、ポスター9演題(医師、PT合わせて)の発表となり、大阪市大の存在感を多少なりとも示せたと考えております。
 我々肩業界にとって今年は激動の年であります、といいますのも、本年4月よりリバース人工肩関節が導入されたからです。このこともあり例年の関節鏡メインの肩関節学会と比較しますと、人工関節のセッションの割合が増えていまして、例年以上に盛り上がっていた印象を受けました。
 個人的な事になりますが、今年大学院に入学させて頂き、動物実験に携わるようになりまして、今までは見向きもしなかった(できなかった)基礎の発表をしっかりと見てまいりました。他大学の若い先生方が基礎の発表をされているのを聞き非常に刺激になりましたし、ぜひ来年は基礎での発表を歴史ある肩関節学会で発表したいと思いました。
 今年より新たにメンバーに参加してくれた前期研究医の清水先生がポスターで発表してくれました。肩グループでの発表は初めてでしたが、初めてとは思えない程堂々と発表する姿をみて、今後の活躍を確信いたしました。
 今年も、日整会、JOSKAS、肩関節学会と主要な学会で発表させていただきましたが、来年2月には人工関節学会にも参加させていただく予定としておりますので、気を抜かず頑張っていきたいと思います。

文責:大学院一年生 平川義弘

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以下は、肩グループの理学療法士(辻外科リハビリテーション病院 桑野PTの学会参加感想記です。

①学会全体の感想
投球障害と腱板断裂が主な内容でした。両疾患とも肩関節のみではなく、肩甲骨・体幹・下肢についても評価・治療するべきであるといった内容が多く、自分たちの治療でももっと多くのことをみていかなければと感じました。

②新たに得た知見
腱板機能として上腕骨頭を求心位に保持すると捉えるのか、肩甲骨を上腕骨頭に合わせにいくと捉えるのか(意味は同じかもしれませんが)により、セラピストとして治療プログラムを考える上で何かヒントになればと感じました。
また、超音波を使用することで動きのある中で腱板の評価や治療の効果判定に使えるのではと感じました。セラピストならではというところでは、筋腱移行部・腱骨移行部への刺激により筋緊張が緩み可動域改善できるなどの手技的な勉強もできました。

③発表に関して
佐野記念病院 小藤PT
肩甲骨・脊柱アライメント評価をもっと臨床で使用できるように改善していく。
佐野記念病院 森PT
腋窩神経の走行から後部線維がはじめに回復してきたのではなど同じような症例を持ったセラピストからの意見が参考になった。
辻外科リハビリテーション病院 桑野PT
表面筋電図を使用した検討であったが、比較する際に運動課題のスピードなどの条件をより細かく設定しなければ比較が難しいことを指摘していただきました。どのような方向、条件で比較し検定するのかが今後の検討課題となりました。
辻外科リハビリテーション病院 新枦PT・中野PT
上肢運動機能テストの代償や何を測っているものなのかという質問が多かった。
術前と術後での違いが腱板筋の機能的な差としてあらわれているのかといった質問がありました。



2014年10月29日水曜日

日本骨粗鬆症学会第13回研究奨励賞

リウマチグループの多田です。10月23日から25日に新宿の京王プラザにて第16回日本骨粗鬆症学会が開催されました。今年の参加者は1500人を超え、過去最高を記録したとのことです。今年のテーマは「骨粗鬆症に対する包括的連携」ということで、整形外科、内科、産婦人科、放射線科の医師のみならず、看護師や栄養士などのコメディカルも参加しながら、熱い討論が繰り広げられていました。
今回、私は日本骨粗鬆症学会第13回研究奨励賞を頂くことが出来ました。研究テーマは「関節リウマチにおける骨粗鬆症と骨折・転倒の関係性―前向きコホート研究(Tomorrow研究)―」です。この研究は、我々リウマチグループが10年の長期計画で行っている臨床研究です。研究の発展に期待して与えられた賞ですので、期待に添えるべく、質の高い研究を遂行しevidenceの構築に努めていきたいと思います。今回、このような栄誉ある賞を頂くことが出来たことは、Tomorrow研究に参加して頂いている患者さんや健常者のボランティアの皆さん、研究に携わっている同僚の先生方やコメディカルの皆さんのおかげです。この場を借りて深謝させて頂きます。

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文責:リウマチグループ 多田 昌弘

2014年10月6日月曜日

ウィーン医科大学

リウマチグループの多田です。平成26年4月25日から7月30日までの3か月間、オーストリアのウィーン医科大学第3内科リウマチ学教室に留学する機会を得ましたのでここに報告させて頂きます(写真1)。当大学のJ. Smolen教授は関節リウマチの診断基準を報告された先生で、RAの業界では知らない人はいない有名な先生です(写真2)。香港で行われたある研究会で、挨拶をさせて頂き、短期の留学を希望したところ、快く留学を引き受けてくださいました。

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写真1:20階の病棟からウィーンの町を望む。

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写真2:J.Smolen教授。カンファレンスにて。

 最初の1.5か月間、臨床研修として外来と病棟を見学させて頂きました。Drと患者さんとの会話はドイツ語でしたが、診察を終えると英語で説明して頂けました。ドイツ語をもう少し勉強して行けばと後悔しました。患者一人あたりの診察時間は20~30分と余裕を持って診察されていました。また、身体所見をとる専門看護師や関節エコーの専門スタッフがサポートメンバーとして活躍しており、うらやましい限りでした。

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関節エコーのスペシャリストGabrieleと。

 残りの1.5か月間は、基礎実験を手伝わせて頂きました。当教室は、動物モデルを用いた病因論の解明や画像評価等の基礎的な研究に関して世界的にも有名です。今回、RA病態解明グループで実験のお手伝い(組織学的評価)をさせて頂きました。

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組織評価のお手伝い!

 ウィーン在住中、やはり整形外科の手術も見学したいと思い、Gerstof Hospitalに手術見学させて頂きました。当病院は、THAのstemで有名なDr. K Zweymüller が手術をされていた病院で、現在はTKAをメインにされているDr. P Ritschlが院長を務めています(写真5)。Patient specific instruments (PSI)を用いたTKAやMIS THA, 外反母趾手術を見学させて頂きました。
 
 今回、日本リウマチ学会のJCR-EULAR若手リウマチ医教育プログラムのグラントを頂き、留学させて頂きました。留学を快諾くださった大阪市立大学整形外科の中村博亮教授、貴重な機会を与えてくださった日本リウマチ学会の先生方、不在中の日常業務を快く引き受けてくれたリウマチグループの同僚の皆様、ウィーンでの生活をサポートしてくれた家族に心から感謝させて頂きます。Vielen Dank für ihre Unterstützung!

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写真5:Gerstof Hospitalの屋上で、Dr. P Ritschlと。


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シュネ-ベルク山頂から大平原を望む。心がクリーニングされた。


文責:リウマチグループ 多田昌弘

2014年9月22日月曜日

2014年 アメリカ手外科学会に参加して

2014年9月17日~20日にボストンで開催されたアメリカ手外科学会に、大学から岡田先生と私で参加してまいりましたので報告致します。

アメリカ手外科学会は、世界の手外科関連学会の中でも最大級規模の学会です。世界48カ国の国々から参加者が集まり、臨床・研究ともに手外科に関する世界の最新の報告が発表されました。

学会では、日本でまだ認可されておらず使用できない人工関節インプラントの長期成績や、再手術の適応などが議論になっており、世界と日本との溝を感じました。個人的には、今の私の研究テーマの一つである神経再生のセッションがとても興味深く、(拙い英語力ながら)聞き漏らすまいと聞いておりました。

我々の大学からは、私と岡田先生がそれぞれPosterにて発表しました。日本からの発表もいくつかありましたが、近畿の近隣の大学で、私とそんなに年齢の変わらない先生がOral Presentationでスマートに発表されているのを見て、ポスターでも採択率の厳しい学会ですが、近いうちに私も、という良い刺激になりました。

また学会後は、ハーバード大学、MITのキャンパスや、マサチューセッツ総合病院を見学(観光?)したりしました。また、今年の9月からボストンに研究留学している学部生時代の同級生の内科医がおりましたので、お願いして彼が研究しているラボを見学させてもらいました。他の研究室や研究環境、また海外で頑張る同級生の姿を見せてもらったのも、院生の私にとって良い刺激になったと思います。

今後も市大から定期的に国際学会で情報発信をすべく、臨床・研究に励んでまいりたいと思います。よろしくお願い致します。

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学会のメイン会場前にて岡田先生と

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ハーバード大学 キャンパスを歩いただけでアタマが良くなった気がします。

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マサチューセッツ総合病院 土日でも救急外来はもちろん診療中でした。

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同級生が研究しているラボ。私も負けていられません!


文責 手外科グループ大学院生 横井卓哉

2014年9月18日木曜日

2014年整形外科医局夏のビアパーティー

9月5日金曜日の夜、恒例の医局ビアパーティーが催されました。

来年度入局予定の十数人が参加してくれ、若手医局員、関連病院部長、大学スタッフと一緒に、大阪の暑い夏の夜に、ビールを飲みながら、入局後の夢について大いに語り合いました。

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当科スポーツ整形外科が読売新聞の紙面に掲載されました!

  読売新聞の紙面「手術か保存か アキレス腱断裂治療法選択」にて 当科スポーツ整形外科が紹介されました!