2014年9月17日~20日にボストンで開催されたアメリカ手外科学会に、大学から岡田先生と私で参加してまいりましたので報告致します。
アメリカ手外科学会は、世界の手外科関連学会の中でも最大級規模の学会です。世界48カ国の国々から参加者が集まり、臨床・研究ともに手外科に関する世界の最新の報告が発表されました。
学会では、日本でまだ認可されておらず使用できない人工関節インプラントの長期成績や、再手術の適応などが議論になっており、世界と日本との溝を感じました。個人的には、今の私の研究テーマの一つである神経再生のセッションがとても興味深く、(拙い英語力ながら)聞き漏らすまいと聞いておりました。
我々の大学からは、私と岡田先生がそれぞれPosterにて発表しました。日本からの発表もいくつかありましたが、近畿の近隣の大学で、私とそんなに年齢の変わらない先生がOral Presentationでスマートに発表されているのを見て、ポスターでも採択率の厳しい学会ですが、近いうちに私も、という良い刺激になりました。
また学会後は、ハーバード大学、MITのキャンパスや、マサチューセッツ総合病院を見学(観光?)したりしました。また、今年の9月からボストンに研究留学している学部生時代の同級生の内科医がおりましたので、お願いして彼が研究しているラボを見学させてもらいました。他の研究室や研究環境、また海外で頑張る同級生の姿を見せてもらったのも、院生の私にとって良い刺激になったと思います。
今後も市大から定期的に国際学会で情報発信をすべく、臨床・研究に励んでまいりたいと思います。よろしくお願い致します。
学会のメイン会場前にて岡田先生と
ハーバード大学 キャンパスを歩いただけでアタマが良くなった気がします。
マサチューセッツ総合病院 土日でも救急外来はもちろん診療中でした。
同級生が研究しているラボ。私も負けていられません!
文責 手外科グループ大学院生 横井卓哉
2014年9月22日月曜日
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