2019年6月3日から7日にかけて国際腰椎学会 (ISSLS)に参加してまいりましたので、ご報告いたします。ISSLSは今年で46回目と大変伝統のある学会で、今年は30年ぶりに日本での開催でした。梅雨入り前の京都は天気も良く、たくさんの外国人観光客で賑わっておりました。
大阪市大脊椎グループからはシンポジウム1題、口演4題を含む合計17題と大変多くの演題を発表させて頂きました。また、大阪市大、千葉大学、北里大学の共同研究 ”Clinical importance of trunk muscle mass for low back pain, spinal balance, and quality of life” がISSLS Prizeを受賞することができました。臨床部門での受賞は日本で初めてであり、ご協力頂きました千葉大学、北里大学の先生方、白庭病院、大阪市立総合医療センター、淀川キリスト教病院、島田病院の先生方に心より感謝申し上げます。
ISSLS Prize Ceremony 表彰式の様子。共著者の先生方とともに受賞の記念撮影 |
説明を追加 |
英語で10分間の口演の後、10分間の質疑応答。たくさん質問が来ましたが、何とか耐え忍びました。 |
シンポジウムでdiscussionを行う高橋先生と座長の中村教授。高橋先生はこの日3題の口演を行い、強烈なインパクトを残しました。 |
ISSLSではsocial programとして学会主催の観光 (outing) があり、脊椎の勉強以外にも、その国の分化を学んだり外国の先生と交流したりできる貴重な場があります。今年は龍安寺、金閣寺、二条城を廻った後、東山の有名イタリアンSODOHでディナーというコースでした。我々にとっても日本の分化を見つめ直す良い機会となりました。
Outing後にはISSLS Prizeの祝賀会を京都の焼肉店で行いました。千葉大学、北里大学、大阪市大の共著者の先生方にお越し頂き、それぞれの脊椎への熱い想いやこれまでの経験談、次のPrizeに向けての議論など大いに盛り上がりました。これからも3大学の絆を益々深めていければと思います。
● Outing
二条城での集合写真。 |
SODOHでオーストラリアの脊椎外科医と交流 |
文責:堀 悠介
0 件のコメント:
コメントを投稿