2019年7月3日水曜日

第11回 日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会 (JOSKAS)のご報告

大学院1回生の西野です。
2019年6月13日から15日にかけて第11回 日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会 (JOSKAS)において学会賞を受賞いたしましたのでご報告させていただきます。
JOSKASは2009年に第1回学会が開催されて以来、日本のみならず世界の膝関節外科、関節鏡、スポーツ整形外科領域に大きく貢献してきた学会です。大阪市立大学整形外科教室からは、スポーツグループ・関節グループ・肩グループの先生方が参加され、非常に多くの演題を発表されておりました。
本学会において、昨年私が投稿した原著論文「外側円板状半月板術後に残存半月板量減少をきたす症例の特徴と危険因子の検討」が「学会賞(関節鏡賞)」を受賞いたしました。論文の要旨は「外側円板状半月板に対する形成切除、縫合術後残存半月板幅は術後3か月から24か月の間で7-20%縮小した。術後24か月時点で残存半月板中節部幅が縮小をきたす症例は術後3か月時点で中節部幅が小さく、術前MRIにて半月板内部に変性を認める症例が多かった。」という内容です。これまでご指導いただきました中村博亮教授、橋本祐介先生を始め多くの先生方のご尽力のおかげでこの様な賞をいただけたものと思います。この場を借りて感謝申し上げます。外側円板状半月板に対する治療はまだまだ一定した治療指針がなく時に難渋する症例もあるため、今後も当教室から様々な研究成果を発信して参りたいと思います。
第11回開催となったJOSKASでは「JOSKAS CUP」と題して恒例の綱引き大会とバスケットボール大会が開催されました。バスケットボールは残念ながら1回戦で大阪大学に敗れてしまいましたが、綱引きは見事準優勝を果たしました。綱引きは技術とチームワークが非常に重要な競技であり、仕事の合間を縫ってみんなで稽古した成果が現れた瞬間でした。


全体懇親会で授賞式があり学会賞をいただいた

理事長である安達教授と

準優勝を果たした綱引きチーム




0 件のコメント:

コメントを投稿

当科スポーツ整形外科が読売新聞の紙面に掲載されました!

  読売新聞の紙面「手術か保存か アキレス腱断裂治療法選択」にて 当科スポーツ整形外科が紹介されました!