第26回東日本手外科研究会参加報告
手外科 池田幹則
平成24年3月3日に岩手県盛岡市で開催された第26回東日本手外科研究会に、岡田先生とともに参加し演題発表を行ってきました。
春を感じながら大阪を発ちましたが、盛岡では道路は凍り、路肩には雪が残っていました。
シンポジウムでは「大震災と手外科」という題で、被災地である東北の各病院から多くの演題が出されており、低地の多い大阪在住の身として勉強になる点も多くありました。
ランチョンセミナーではMayo clinic のAmadio先生が手根管症候群の診断と疫学に関して講演され、奇しくも私の演題と扱う分野が重なっており、特に注意深く拝聴しましたが、その最先端の知見に接することができ、さらにこの分野に対する興味をかき立てられました。
私の発表である「手根管症候群における3T-MRIを用いた正中神経断面積と電気生理学的検査の比較検討」にも5、6人の先生から今後の研究のヒントとなるような熱心なご質問をいただきました。また岡田先生の発表にも多くの質問が集まったため、あわや帰りのバスに乗り遅れそうになり全力で走らなければならないほどでした。
今回、東日本手外科研究会は初めての参加でしたが、演題内容、演者への質問内容からは、かなりの手外科好きが集まっているなという印象を受けました。個性的な演題も多数あり、次年度以降も、ぜひ機会があれば参加できればと思います。
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