2011年のISAKOSが5/15から19まで、ブラジルはリオデジャネイロにて開催され、大阪市大スポーツグループから橋本先生は口演、山崎先生と私は勉強するために学会参加させていただきました。
ブラジルの平均気温は25度程度と聞いてはいましたが、南半球であり季節は冬。陽気なサンバのリズムが聞こえてくるどころか毎日スコールのような雨が降る悪天候でした。また、世界的に治安の悪い地域として有名なため、夜も食事の後はすぐにホテルへ戻るようにしておりました。
本学会は、スポーツ医学、関節鏡の世界的規模の学会であり、日本ではJOSKASに当たります。世界中からスポーツ整形外科医が集まり基礎ならびに臨床研究の報告をします。
ACL、PCL、半月板、PF、肩、足関節、軟骨等と分野は多岐にわたり、日本の先生方の発表も多くありました。特にACLのHamstringを用いた2ルート再建術の世界的割合が増えていることに驚きました。私は今回発表はありませんでしたが、私の師匠である橋本先生の口演があり、2年後自分もあの舞台に、という思いを強く持ちました。ただ英語での質問を聞きとるのは波大抵の努力では困難であることもひしひしと感じました。
ちなみにブラジルは日本からはパリ経由で計24時間のフライトでした。さすがに3人ともにエコノミークラス症候群を危惧し、日本で弾性ストッキングを履いて乗り込みました。幸い誰も血栓を疑う症状はありませんでしたが相当な疲労感が残りました。ブラジルは南米で唯一のポルトガル語で他はスペイン語です。今回街中でも英語が通じないことも多々あり、少しストレスを感じました。ホテルの前にはコパカ・バーナビーチが広がっており、雨がやむと地元の人々が走ったり、サッカーをしたりしていました。食事はシュラスコと呼ばれる串刺しのバーベキューを客の前でナイフで切り分けてくれる料理が有名でおいしかったです。是非食べてみてください。
数年後にはサッカーワールドカップ、オリンピックもブラジルで開かれます。個人的には治安や渋滞の面でこの街で本当に開催できるのか、という印象でしたが、めったに来ることの出来ない地域での今回の学会参加はいろいろな意味でとてもいい勉強になりました。
2年後はトロントでISAKOSが開催されますので、是非学会にて発表する立場として参加したいと思います。
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