2011年1月13日から4日間にわたり、カリフォルニア州のロングビーチにてORS (Orthopaedic Research Society) Annual Meetingが開かれました。
1月というのに気温は20℃を超えており、連日快晴というなんとも過ごしやすい気候でした。
これまで国際学会への参加は、何回か経験がありましたが、いずれもポスター発表という形式で、会場で緊張するということはほとんどありませんでした。
しかし、なんと、今回はどういうわけか口演発表に選ばれてしまい、英語で発表しなくてはいけなくなりました。その結果を報告したいと思います。
発表直前まで、うまくできるかどうか心配で、ドキドキでしたが、腹をくくって本番に臨みました。
7分間の発表に関しては、出発前にはそれなりに準備はしていたので、なんとかうまくできましたが、問題は、10分間の質疑応答タイムでした。
1つ、2つは何とか片言の英語で答えて乗り切ったのですが、後に続く質問の意味がさっぱり分からず、座長に助けを求めるも、その座長のいうことも理解できず完全にテンパってしまい、もう笑うしかない状況となってしまいました。
会場の参加者の笑い声もたくさん聞こえましたが、いいように解釈すれば、いいなごませ役となったのではないでしょうか。
何ともほろ苦い英語口演のデビューとなりましたが、振り返ってみればすごくいい経験ができたなと思っております。失敗は成功のもとですから。
ところで、国際学会はもちろん勉強の場でもありますが、日常生活から離れた開放感がまた、魅力的なところだと思います。
夕やけのビーチはきれいでしたし、クジラも見ました。夕食では、分厚いステーキをほおばったり、ロブスターにかぶりついたり、美味しいワインもたくさん飲みました。もちろん、ゴルフもちゃんとラウンドしてきました。
毎日毎日がとても早く感じられ、あっという間に学会が終わってしまいました。
まだまだやりたいとが、たくさんありましたが、来年に取っておこうと思います。
来年はサンフランシスコで開催されます。それまでには英語力をもっと鍛えておかないといけないと思っています。また来年みんなで行きましょう!
関節外科 渭川 徹秀(いかわ てっしゅう)
写真上;緊張している会場での私 下;ロングビーチでの夕焼け
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