平成30年6月13日から16日までデンマークの首都コペンハーゲンで開催されました第23回ヨーロッパ手外科学会学術集会に参加してまいりましたので、報告させていただきます。
連日晴天に恵まれましたが、最高気温は20℃代前半と涼しくとても過ごしやすい気候でした。
大阪市立大学整形外科及び関連病院からは合計10演題の発表があり、大学からは横井が「デュピュイトラン拘縮の手指長比率と性ホルモンの関連性」、斧出が「癒着による神経障害に対する橈骨動脈穿通枝脂肪弁の有用性」について発表させていただきました。また欧州では日本に比べ新しいデバイスの臨床試験や導入が盛んに行われており、毎年その進捗状況を確認するのが楽しみの1つとなっております。特に当グループでも研究・開発をすすめている人工神経は、近年毎年のように素材や形状、適応の異なるものが発表されており、それぞれの特徴や臨床成績を知ることは大変勉強になります。本学会で得た知識やアイデアをまた今後の研究に活かしたいと思います。
今回の学会はコペンハーゲン中央駅からほど近いチボリホテルで開催され、駅前には世界で2番目に古い遊園地であるチボリ公園がありました。学生時代を岡山県倉敷市で過ごした私にとって「チボリ公園」といえば今はなき倉敷チボリ公園であり、本家には今回初めて訪れたにも関わらずなんとも感慨深い気持ちになりました。街へ出れば宮殿や城とモダンな北欧デザインの建築物が建ち並び、ロイヤルコペンハーゲンやジョージジェンセンなどデンマークの伝統的な食器店、ブロック玩具のレゴ本店もありました。また世界的なバリスタを最も多く輩出している国とあって非常にコーヒーがおいしかったです。
来年度、本学会は国際手外科学会と共にドイツのベルリンで開催される予定です。よりよい発表が出来るよう、研究や語学の勉強に励んで参りたいと思います。何卒宜しくお願い申し上げます。
関連病院の先生と |
運河の街 ニューハウン |
連日盛況の学会場 |
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