平成23年5月29日に品川にて第1回日本テニス・スポーツ医学研究会が開催されました。
この研究会は以前から聖マリアンナ医科大整形外科教授である別府諸兄先生を中心に日本テニス協会医事委員のメンバーが集まり、研究会、トーナメントドクターの育成を行っておりましたが、今回満を持して研究会の形をとり、医療メンバーの立場から日本のテニスを支えていく画期的な研究会であります。第1回目は14演題集まり、参加人数は90名程度と大盛況でありました。内容は今までの日本代表のメディカルサポート内容、これからのナショナルチームへの医療スタッフの関わりから、地方でのメディカルサポート報告、車いすテニスのサポート、テニスによる手関節障害の症例報告等多岐にわたる報告がなされました。当科の橋本は関西で開催された「全日本テニスジュニア選手権」における障害調査を他のスポーツ種目と比較すべく、世界基準に合わせる形で報告し、best paper賞を受賞することとなりました。賞を頂くと、自動的に国際テニス・スポーツ医学会(STMS)の国際会議での発表が義務付けられ(?)ますので、今年の11月にパリで行われる、国際テニス・スポーツ医学会議にエントリーする予定となっております。
研究会の後はテニス関係者が多いだけに、テニス懇親会が行われました。さすがテニスに興味のある先生方が集まっているだけに、ドクターの中でも元プロ選手、元関東インカレ、元東海インカレ選手と相当レベルの高い人たちが混じっていましたので、余計に燃えてしまいました。
今回の研究会を受けて、さらに今年も関西ジュニア、全日本ジュニア選手権での集計を行い、世界に発信するような医学的サポートを行っていきたいと思っております。
来年は3月に大阪にて第二回テニス・スポーツ医学研究会が開催予定ですので、テニス関係のサポートを考えているドクターは是非ご参加ください。
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