後期研究医の山田祐太郎です。第61回日本リウマチ学会(JCR)が4月20日から22日にかけて福岡国際会議場で開催され、参加して参りましたのでご報告させていただきます。
3日とも春の九州らしい快晴・心地よい北風で、天候に恵まれました。
JCRは整形外科医が携わる関節リウマチや脊椎関節炎だけでなく、SLEや線維筋痛症等の内科医が主体となるリウマチ性疾患まで幅広い分野を取り扱っており、rheumatologistにとって中心となる学会の1つです。
学会参加者は年々内科医の割合が増え、整形外科の規模は3割程度まで縮小傾向にありますが、市大整形のリウマチチームからは関連病院を含め16演題が採択され、十分に存在感を示すことができました。
リウマチチームでは現在TOMORROW studyをはじめとする臨床研究が多数組まれており、その一部は会長講演でも大々的に引用されるほど有名なものです。本学会においても集計が完了し結果が出ているものから現在稼働中の研究の途中経過まで、たくさんの情報を発信することができました。これもmodern rheumatologyのtop reviewerの小池先生をはじめとする諸先輩方の偉業の結果であり、これから研究活動をはじめる私にはとてもよい刺激になりました。
シンポジウムでは新しいガイドラインや今話題のサルコペニアに関する演題等が盛りだくさんで、これからの診療を行うにあたって大変勉強になりました。またホットトピックスでは、今後新規研究を行う上で有用な情報についても知る機会を得ました。
まだまだ未熟ですが、本学会で得た知識や刺激を糧にし、今後も研究・学術活動を行い、微力ながら貢献していきたいと思っておりますのでご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。
��写真1)ポスター前でdiscussionを行う万代先生、筆者、多田先生
��写真2)早押しクイズでランクインする織田先生、筆者、吉村先生
��写真3)学会後の懇親会
2017年4月28日金曜日
2017年4月26日水曜日
第46回 日本脊椎脊髄病学会
脊椎グループの林和憲です。第46回日本脊椎脊髄病学会(以下日脊会)が、2017年4月13日から15日にかけて札幌市のロイトン札幌ホテルで開催され、関連病院の先生方も含め、中村教授先生以下、脊椎グループ総出で参加して参りました。
4月にも関わらず初日は日中最高気温3.8度、会場の外は吹雪でした。翌日からは気温が上がったものの、最後まで路肩に積もった雪が溶けることはなく、北海道の厳しい気候には驚かされました。
我々大阪市立大学からの発表演題は、関連病院含め42演題が採択され、全国最多の演題数であった一昨年には及ばないものの昨年の40演題を上回ることができました。皆エネルギッシュに研究・学会活動を行われており、頭が下がります。
海外からの招待講演の演者はアメリカ、イギリス、ヨーロッパの先生に加え、中国、インドといった新興国の先生方もおられ、勉強になると同時に、脊椎疾患治療に対する真剣さの伝わってくる講演をされておりました。今後は欧米のみならず、アジアに対しても謙虚に学んでいかなければならない時代が来ていると思います。
来年、第47回日本脊髄脊髄病学会(2018年4月12日から14日、神戸国際会議場)は、中村教授先生が会長、大阪市立大学が主幹です。今年の学会参加者が2300人(整形外科の国内学会の中では日整会総会に次ぐ規模です)であったことを考えると、来年はそれを上回る数の参加される先生方をおもてなししなくてはなりません。失礼がないよう、十二分に準備を進めていく所存です。

写真1 学会が始まります。開会式から閉会式まで、来年度の主幹学会に向け、チェックに余念がありません

写真2 学会会場の外は吹雪でした。4月ですよ・・・

写真3 留学生のShurab先生も堂々と口演されています
4月にも関わらず初日は日中最高気温3.8度、会場の外は吹雪でした。翌日からは気温が上がったものの、最後まで路肩に積もった雪が溶けることはなく、北海道の厳しい気候には驚かされました。
我々大阪市立大学からの発表演題は、関連病院含め42演題が採択され、全国最多の演題数であった一昨年には及ばないものの昨年の40演題を上回ることができました。皆エネルギッシュに研究・学会活動を行われており、頭が下がります。
海外からの招待講演の演者はアメリカ、イギリス、ヨーロッパの先生に加え、中国、インドといった新興国の先生方もおられ、勉強になると同時に、脊椎疾患治療に対する真剣さの伝わってくる講演をされておりました。今後は欧米のみならず、アジアに対しても謙虚に学んでいかなければならない時代が来ていると思います。
来年、第47回日本脊髄脊髄病学会(2018年4月12日から14日、神戸国際会議場)は、中村教授先生が会長、大阪市立大学が主幹です。今年の学会参加者が2300人(整形外科の国内学会の中では日整会総会に次ぐ規模です)であったことを考えると、来年はそれを上回る数の参加される先生方をおもてなししなくてはなりません。失礼がないよう、十二分に準備を進めていく所存です。
写真1 学会が始まります。開会式から閉会式まで、来年度の主幹学会に向け、チェックに余念がありません
写真2 学会会場の外は吹雪でした。4月ですよ・・・
写真3 留学生のShurab先生も堂々と口演されています
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